そうだ、島へ行こう!対馬紀行日記④~おっどん祭りの日 Part I


Desperately Seeking Ginta

みなと寿しのメニューボード。書いてはいないが、あまだい=紅王、たちうお=銀太、とここで食べる人は反射的に分かっている。

みなと寿しのメニューボード。書いてはいないが、あまだい=紅王、たちうお=銀太、とここで食べる人は反射的に分かっている。

8月22日(土)

おっどん祭りの日。今日は祭りだ、おっどん祭りの日だ!!

「おっどん」とはこの辺りの方言で「俺たち」という意味だそうです。朝10時に開幕?なので借りているマウンテンバイクで会場となる駐車場へ。ここは埋め立て地だそうで、「どこ?」と聞くと皆さん「埋め立て地のところ」と答えるくらいなので最近できたインフラなのでしょうか。おっどん祭りもまだ比較的新しいお祭りのようで今回で7回目、とチラシにありました。

10時前。さすがにまだ準備中の屋台ばっかりです。それでも私のように気の早い人たちが既に来ていて、私のようにブラブラしています。同じTシャツを着ている子供たちのグループが目立ちます。太鼓保存会(プログラムによると午後にパフォーマンスがあるようです)や学校関係のグループでしょうか。

開会式は遅れて10:45。丁度会場の通り越しにタチウオを食べれるという「みなと寿し」があります。開店は11時。ランチには早いのですが、昼過ぎには韓国からのお客さん達で席が取れないと聞いていたので開会式のすぐあとに行ってみました。既に先客で座敷は一杯でした。私は一人だけなので空いていたカウンターに。早速メニューを。寿し定食にするか、それとも刺身?アマダイの煮つけがある!でもこれは1400円とちょっと予算オーバー。(結局最終的にはほとんどこのくらいのお勘定だったけど。)

問題のタチウオ銀太。このお店でそれが食べられると聞いたので来てみたのですが・・・。なんと、この魚は午後に水揚げされるため、お昼のメニューにはないとのこと。でも昨日はあったそうです。残念!それなら午後来れば食べれるかと思いきや、午後は予約が入っていてタチウオのリクエストもいっぱい。銀太は食べたくても手に入らない状態。やっぱりそれだけ需要があるということでしょうか。滅多に口にできないから・・・。

銀太は幻の魚。ボードのメニューに「たちうお塩焼き、唐揚げ 800円」と虚しく書いてあります。食べられないと分かると余計に欲しくなってしまうのは人間の心理です。それでもヒラマス、ハガツオ、ブリの刺身で簡単に癒される私。新鮮な魚は美味しい!

魚の流通とトレーサビリティ。普段スーパーマーケットに行けば必ずお決まりの魚、例えば鮭や鱈、マグロなどが手に入る生活に慣れ切ってはいませんか。でもこれはすごく不自然な事なのです。自分で育てている食材、野菜や家畜などは季節や時期が関係するにしてもその供給は比較的安定しています。しかしこれが自然界から「狩り獲る」、つまり捕獲しなくてはならない場合は、その動物の動きを判断し追わなくてはなりません。いくら漁師・猟師が捕獲する生き物のエクスパートであるにしても魚や獣の数は一定していませんし、生き物がどこに潜んでいるのかは天候に大きく左右されます。

銀太も自由に生きる魚。これを大海原で獲るのには一苦労すると思います。何しろ漁法は一本釣りかはえ縄ですから。掛かれば良し、掛からなければ収獲無し。まさにタチウオにとっても、それで生計を立てなくてはならない漁師にとっても、それはは生きるか死ぬかの問題なのです!

そのような事、普段私たちは考えて魚を買ったりしていません。意識していないからです。でも教育のある消費者は果たしてそれでいいのでしょうか。でも、どうやったらそういった現実を認知していけるのでしょうか。

トレーサビリティ。これで消費者の意識を高めていく、という方法があります。インターネットであらゆる情報が錯乱しているこの時世。曖昧な情報や主観的な意見だけを提供するのではなく、世の中にある事実、現実を知ってもらう必要があります。一科学者としてこのミッションは大事なのです。対馬、それも北に位置する上対馬。そこで獲れる魚をトレーサビリティを導入し、対馬の美味しい魚を楽しんでもらうと同時にその魚がどのようにして捕獲されたのか、どこの海域で獲れたのか、そしてどう調理したらいいか、などの情報を新鮮さを伝えると同時に消費者に知ってほしいと思います。またこのシステムを行うことによって、タチウオやアマダイなどの魚の水揚げ量の日々の変動に気付いてもらえたら、と思います。

 

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