マハタの詳細情報

写真 上:アオハタ, 下:マハタ

写真 上: アオハタ, 下:マハタ

©Takuya Morihisa

マハタの幼魚。マハタは仔魚、稚魚のステージではそのアイデンティティーがはっきりしないが、幼魚になると成魚と同じ形になる。©Takuya Morihisa

  • 魚種名(和名): マハタ
  • 通称: ハタ, ホンハタ, アラ, カンナギ 1)
  • 地域名: マス, ホンマス, シマアラ, ハタジロ, カケバカマ, タカバ, シマモウオ 1)
  • 分類: スズキ目 ハタ科 マハタ属 3)
  • 学名: Epinephelus septemfasciatus
  • 英名: Sevenband Grouper
  • 分布: 北海道~九州南岸の日本海・東シナ海沿岸,仙台湾~九州南岸の太平洋沿岸,瀬戸内海,屋久島,石垣島北部,東シナ海大陸棚縁辺~斜面域,伊豆大島,小笠原諸島;朝鮮半島南岸,済州島,浙江省寧波,香港 3)
  • 生息域: 沿岸浅所~深所の岩礁域 1)(水深4~300 m 3)
  • 大きさ: 180 cm 1)
  • 食べ方: 淡白な白身で, 大変美味 2). 刺身, 焼き物, なべ物 1), 唐揚げ, 煮付け, 粕漬け 2) 日本のハタの 代表種1). 長崎ではタイよりも珍重されている 2).
  • 形態の特徴: 体は暗紫色で, 7~8本の黒褐色の横帯があるが, 成魚では不明瞭となる. マハタモドキによく似るが, 尾びれに白い縁取りがある. 但し20 cm前後までの幼魚は尾びれの白縁が不明瞭で, マハタモドキの幼魚と間違えやすい. 尻びれの縁も白い1) 3).
  • 生活史: 昼は海藻の多い藻場にいて, 夜にエビ, イカ, カニ, アジ, サバを食べる 2).5月頃に産卵する2)
  • 漁法: 底曳き網, 釣り2)

参考文献:

  1. 石川皓章著(2010)「海の魚大図鑑」(日東書院)
  2. 長崎県水産部HP「ゆめとびネット」(http://www.pref.nagasaki.jp/suisan/
  3. 中坊徹次編(2013)「日本産魚類検索 全種の同定 第三版」(東海大学出版会)